パソコン講座に来られる方々の中にはいくつかの教室を体験されは方が多い。
結構高い入会金(無料キャンペーンが流行りではあるが)や月謝を払って期待に胸膨らませ受講するが、初めは親切に教えてくれるが、後は受講者側が「こんな事を今になって聴くのは恥ずかしい」「他の生徒さんの邪魔になりそうで」等々。長年世間を渡り歩いて来られたシニアの気遣いが邪魔をしてか、なかなか操作法をモノにできない方もおられる。
例えば、マウス操作で力強くクリックする為にポインターがズレる、ダブルクリックでは位置が定まらずアプリが起動しない等々。こうして挫折し、入会金や月謝、10万円以上するパソコンは自宅で眠ってしまうのである。
PCメーカーもパソコン教室も儲かればいい、と割り切ればシニアは最高のお客であるが、パソコンにも罪は有る、と言うよりパソコンが大罪を冒していると思う。
本来ICT技術は人のライフスタイルに役立ってこそのものであるべきだ。高齢社会の今こそその恩恵をシニアにもたらすべきでは無いか。「使いたいならもっと勉強しろ」と言わんばかりのOSはカスで有る。「お前こそ高齢者に敬意をはらえ!」と言ってやりたい。
By.yamazaki