某所でポケモンGoを楽しんでいる中年男性に遭遇した。
6台のスマホを自転車の荷物台に設置した専用ボード(多分A3サイズのホワイトボードを改造?)に並べている場面にであったのである。もしや今も中年の男女を問わず根強い人気のポケモンGOでは?と足を止めた。
ポケストップやジムを求めて歩く行動が健康づくりにも役立つとの理由(言い訳?)で今や若者よりシニア層にすっかり定着した感のある、GPS機能とARを組み合わせたゲームで私も2年前にはアカウントを取得している。
「チョットお話を聞かせて頂いてもよろしいか」と話しかけてみた。6台のスマホがなぜ必要なのかがまず疑問であった。
その理由はこうである。この場所にはジムが有りそこで自分のポケモンと敵のポケモンを戦わせて勝てばモンスターボールがゲット出来るという。私の場合はポケストップでカラカラ回して貰うだけであったボールが、ジムのバトルで勝てばかなり強力なボールを手に入れる事が出来るらしい。
バトルに勝つためには自分のポケモンを助けてくれる仲間が必要なのだ。そこで、件の6台のスマホが威力を発揮する。彼は左右の指を動員して6台のスマホの画面を小刻みにタップし始めた。タップしている間話しかけるのも憚れたが、聞けば6台のスマホはそれぞれ6つのアカウントを持ち各々データSIM入りで敵を打ち負かしているのである。その甲斐あって彼は最高レベルを維持しているとの事で有る。因みにそのSIM代金が月6,000円との事であった。
ゲーム好きをとやかく言う立場でもないが、チョット複雑な気分になったのである。
by.yamazaki