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生きる力を与えたい。

生活レベルを上げると、地獄が待っている

 小舟で太平洋を横断するような商人は、常に考えていることがあります。それは、「生活のレベルを上げない。」です。経験で言います。調子の良い期間は、10%未満です。後は、絶不調が続きます。つまり、不景気です。バブル景気も数年で終わりました。大企業で安定した社員は、毎年給与が上がります。

 これが永遠に続くと錯覚します。45歳ぐらいでリストラに遭うと、愕然とします。これ現実です。一度、生活レベルを上げると元に戻せません。これは、肝に銘じてください。転職して給与が下がって・・・。地獄しか待っていません。質素倹約は、大事です。平家物語の一節を思いだして下さい。

 

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵におなじ。

 

【現代語訳】
祇園精舎の鐘の音は、「諸行無常」、つまりこの世のすべては絶えず変化していくものだという響きが含まれている。沙羅双樹の花の色は、どんなに勢い盛んな者も必ず衰えるという道理を示している。世に栄えて得意になっている者がいても、その栄華は長く続くものではなく、まるで覚めやすい春の夜の夢のようだ。勢いが盛んな者も結局は滅亡してしまうような、風の前の塵と同じである。