新型コロナウイルスの感染で緊急事態宣言が発令されました。今月の３１日まで継続されます。今までのビジネスモデルが崩壊しています。特に飲食業界や小売り業界は、壊滅的打撃です。私の提案をお話します。
小さな飲食店は、多数閉店します。国が助けるのは、ごく僅かです。そこでのアルバイトやパートは復活しないと思ってください。これから大不況がやって来ます。リーマンショックの時は、大企業が派遣社員を切り捨てました。寮からも退去させられ、住まいまで奪われました。苦い経験をした人もいると思います。
私は、会社を解散した経験があります。幸いには、従業員には給与は支払えました。精算することで大きな借金が残りました。だから、今苦しんでいる経営者やそこで働く人たちの気持ちが分かるのです。先の見えない不安と戦っていると思います。
すべてを無くして、借金が山のようにある状態で何を考えたか。この経験をお話します。まず、自分が得意とするものを紙に書き出してください。次に「絶対にしたくないこと」を書き出してください。何が何でも嫌なことです。
私は、パソコンが得意でした。絶対に嫌なことは、人に使われることでした。経営者を長年していると、今更若い上司に頭を下げるのはご免でした。これで自分の道が決まりました。Windows2000が現役で使えた時代です。
趣味のパソコンと仕事のパソコンは違います。壊れたパソコンを回収する仕事をしました。廃品回収のようなものです。
どん底の時代です。銀行は、金返せの一点張りで貸してなど呉れません。クレジットカードは、無効になっていました。八方塞がりです。その時に何を考えたか。どん底の写真を一杯撮影しました。必ず復活してみせる。その時に写真の記録は役立つと思っていました。
パソコンを分解することから始めました。分解と言うより壊していました。パソコンの構造を理解するには、実践で壊すのが早道でした。捨てるパソコンですから、問題ありません。分解が出来れば、部品の取り出しが可能になります。分解が出来れば、修理も出来ます。すべてが壊れている分けではありません。
動作する部品は、ヤフオクに出品しました。元がタダですから、儲かります。この時に古物商の許可を取得しました。お金がなかったので自分で申請しました。自分の道は、自分で開く以外にありません。時間のある時は、死ぬほど勉強しました。今、その経験と知識が仕事に役立っています。
自分の未来を信じてください。
