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町工場が消える理由

 東大阪市は、中小企業の町です。物作りで発展して来ました。最近は、シャッターを下ろして貸工場の看板が目立ちます。寂しいです。何故か。その理由について考えたいと思います。日本では、外国人の単純労働者を受け入れていません。

 

国内の労働者の仕事を奪うからです。ところが抜け道があります。研修生として、外国人を受け入れています。教えるとは、名ばかりで労働力として活用しています。低賃金で雇う事が出来るからです。

 

日本に来る為に借金をして訪日する人も多いと聞きます。何が何でも、日本で働いてお金を母国に送金する必要があります。昔の出稼ぎと同じです。貧しい人たちは、真剣に働きます。汚れ仕事や危険な仕事。キツい仕事でも従事してくれます。

 

昔は、3Kと言う仕事です。「キツい」「汚い」「危険」です。日本の農業の下支えに外国人実習生は、欠かせない存在になっています。その結果何が起こったか。技術が海外に流失しました。研修生は、ハングリーです。母国に技術を持ち帰ります。

 

同じ製品を作るなら安い工賃には、勝てません。海外に工場を作るのは、常識です。大手のメーカーは、日本で作る高い製品を買う必要はありません。独自の特許を持ち、外国に負けない製品を作れるところしか残らないのです。

 

町工場で働いていた人に話を聞けました。実習生は、まじめで勉強熱心だと。日本の工員は、何れ負ける時が来ると感じたそうです。賃金が上がらないのは、ライバルに勝てないからです。

 

何時までも後進国では、ありません。日本の足下が揺らいでいる事を認識すべきです。新しい事に挑戦しない企業は、何れ淘汰されます。賃金をアップしたいならば、自分のスキルを上げるしかありません。

 

ライバルは、強敵です