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ウクライナ情勢を考える

 アメリカが弱くなったから戦争を許した。そんな考えが流れました。アメリカにとっては、ウクライナは、守べき国ではなかった。そう感じます。それよりも中国との覇権争いの方が重要だと考えたのでしょう。

 

 アメリカは、ロシアがウクライナに侵攻することを知っていました。外交で解決する。でも、ウクライナのNATO加盟は、拒否しない。ウクライナ政権がNATO加盟を目指している。どう考えても、ロシアには戦争しか道がなかった。

 

 ロシアの言い分です。プーチン政権は、国内の反対勢力を力で押さえつけています。専制国家に国民の自由は、有りません。プーチンにたてつく者は、逮捕されます。ロシアのやり方に文句を言うな。

 

 国連の非難決議は、ロシアの拒否権で葬られました。北朝鮮よりたちが悪いのは、核保有国の中で、スーパー保有国だと言うことです。プーチン大統領は、核の使用も辞さないと明言しました。

 

 第三次世界大戦が起こっても不思議では、有りません。戦時の「金」です。金価格が上がるのは、それだけ危機意識を持つ人が増えている証拠です。世界の経済は、どうなるのか。日本の株価は、下落すると思います。

 

 日本経済を支えるエネルギーは、日本に有りません。ほぼ輸入です。ロシアは、確実に西側諸国から制裁を受けます。ロシア転覆など誰も考えていません。核爆弾の応酬で世界が終わります。放射能汚染は、わが国でも経験済みです。

 

 広島や長崎の原爆の被害が世代を超えて人を苦しめることを知らないとは言わせません。非人道的です。ここからは、武力に訴えない戦争の始まりです。経済封鎖です。遠い昔にアメリカから石油を封鎖されて日本は戦争に走りました。

 

 経済封鎖は、戦争の引き金に成ります。ロシアは、クリミアの併合で経済制裁を受けています。どうも、今回の作戦で制裁強化は織り込み済みのようです。これは、我慢比べです。今回の経済制裁は、プーチン政権の内部からの崩壊を狙っています。

 

 ウクライナの兵士にクーデターを勧めています。自国に有利な政権を作ろうと言う魂胆でしょうか。祖国を裏切れと言っているのと同じです。傀儡政権を樹立してロシアの勢力圏に留めたいのでしょう。

 

 やることが滅茶滅茶です。言うこと聞かないと殺すよ。圧倒的軍事力を使って脅しています。ロシアの試みが成功するとは、思えません。人の心を暴力で縛ることなど出来ないからです。

 

 仮に傀儡政権が樹立しても、内戦になると思います。ベトナム戦争は、その例です。南ベトナムは、アメリカの傀儡政権でした。北ベトナムのゲリラには勝てなかった。傀儡政権など長くは、続きません。歴史が証明しています。

 

 さて、これからの日本株は、どうなるのでしょう。ハイパーインフレの可能性も有ります。物価が2%に成らないとと日銀は、言ってましたが・・・。それどころではないインフレになる予感がします。

 

 太平洋戦争に負けた時に、何が起こったか。新円切り替えが有りましたね。銀行封鎖です。すべてがリセットされます。だから現物の「金」に走るのです。倒産した会社の株は、紙屑です。今は、株券有りませんけど。無価値になります。

 

 現金の価値がなくなれば、物々交換です。食料品を手に入れるのに高価な着物と交換しました。ロシアの動向から目が離せません。