およそ五ヶ月ぶりに日本橋へ行った。
ここへ通いだしてから既に40年は経過していると思うが、必ず訪れる店が「ソフマップ」である。いつも店のテーマ音楽がかかっているので、ソフマップと聞いただけで頭の中に歌詞とメロディが蘇ってくるのは私だけでは有るまい。
今回もその心算で行ってみたら、店舗が更地になっていた。我が目を疑う出来事に日本橋のただならぬ変化を思い知らされた。
40年前の日本橋電気屋街の話は別の機会に譲るが、昨年はアジア系外国人の団体が免税店前に集まってお喋りしている場面によく遭遇していた。しかし、今回はその様なシーンを一度も見かけなかった。この様なインバウンドがソフマップを支えていたのだろうと思うが、見切りの早さには驚かされる。
近年の日本橋は「オタロード」と呼ばれていた通りに、フィギア、ゲーム、アニメに興味ある若者たちが集まりだしていた。その一大イベントがストリートフェスタ である。
大通りが歩行者で一杯になるのを私も観に行ったことがある。
しかし、このイベントもご多分に漏れず今年は中止されてしまった。個人的にも残念であるが、それ以上に心配される事は先のソフマップの様に「閉店」「テナント募集」の張り紙の多い事である。
パソコン、スマホ、アニメ・ゲーム、メイドカフェ、地下アイドル、脱出ゲーム、中古DVD、インバウンドと大阪・日本を牽引してくれた「日本橋」。
「新型コロナ」と「新しい生活様式」が日本橋を窮地に追い込んでいる。
がんばれ「ニッポンバシ!」
by.yamazaki