私の話をします。昔、携帯電話のフランチャイズに加盟していました。携帯電話の黎明期の頃です。3年ぐらいしたでしょうか。近くに家電量販店が出来ました。当然携帯電話も売っています。まだ、ガラケーの時代です。
信じないかも知れませんが間口4mぐらいの店でも商売になったのです。アナログ電話からデジタル電話に変わるころです。本部から携帯電話を仕入れます。0円で売っていたのですから、物を売ると言うより契約を取ると言う感じです。
良かったの最初の1年だけでした。ライバルが竹の子のように乱立しました。美味しい話を見逃すことはないです。小さなショップは駆逐されました。本部は、何もしてくれませんでした。何故なら、本部も危なくなったからです。フランチャイズ店から裁判を起こされました。結局、別の会社に吸収され子会社になり、社長は去りました。
時代の変革について行けないと消えます。複数のキャリアを扱えるのは、大手量販店だけとなりました。資本力の違いです。販売代理店の末路です。auショップをしないかとの話もありました。でも、最低3,000万円の資金が必要です。運転資金を考えると5,000万円は必要です。私は、資金難で諦めました。
auショップも所詮代理店です。都合が悪くなると切り捨てられます。前回の記事を読まれた人は感じるはずです。コンビニのフランチャイズは、酷いものです。 コンビニは、本部との契約でがんじがらめです。勝手に弁当を値下げしたら、制裁をうけます。最悪、契約不履行で権利を剥奪されます。
昔の小作人と同じです。生かさぬように、殺さぬように利益を吸い上げる。ロイヤリティーとは、年貢です。百姓一揆が裁判です。分かり易いでしょ。歴史の教科書に載る話は、現代でも有効なのです。
定年退職をして退職金でフランチャイズに加入すると、奴隷生活が待っています。絶対にお勧めしません。