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バブル時代に生き残った奴、消えた奴の違いは何?

  バブルの時代を知らない若者が多いと思います。1985-1991年の約6年間の話です。 私が29歳から35歳の時代です。1987年に結婚しました。バブルど真ん中です。総資産6億円を持っていた時代でもあります。これは、後で考えるとバブルだったのですが。1000万円を稼ぐのに三ヶ月もあれば可能でした。新婚旅行は、オーストラリアとニュージーランドでした。新婚旅行と結婚式で700万円ぐらい使ったと思います。

 飛ぶ鳥を落とす勢いとは、このことです。バブルは、弾けます。株は、大暴落しました。土地の値段も「半値、八掛け、二割引」の状態になりました。私の自宅は、坪単価150万円で取得しています。今では、坪単価40万円ぐらいです。如何にバブルで膨れたか分かると思います。これでは、土地を担保に融資した銀行は持ちません。多くの有名銀行が潰れました。潰れないまでも大型合併が起こりました。三井住友銀行は、さくら銀行と住友銀行が合併した銀行です。さくら銀行は、三井銀行と太陽神戸銀行と合併して出来た銀行です。

 日本では、銀行は潰れない。そんな神話がありました。土地の値段は、下がらない。そんな神話も有りました。信じていたものが崩壊したのです。会社の破綻は、バブル崩壊後多くありました。株も下がり、土地も下がり、ゴルフ会員権も下がりました。贅沢を身につけた人間の末路も見てきました。借金が返せずに自殺した人も身近にいました。人生を狂わしたバブルと言っても良いと思います。

 私も贅沢三昧をした一人です。割烹料理屋は、大好きでした。一日に数万円を使うのは普通でした。友人と、どんちゃん騒ぎをして10万円ぐらい使うのも普通でした。贅沢の極みです。収入がある日突然無くなるのです。持っている資産が暴落しました。私の借金は、2億円に成っていました。とても返せません。私の父親から言われていたことがあります。父は、44歳で他界しています。「勝負する時は、30%は残しとけ。もしも、失敗して30%あれば復活出来る。すべてを掛けたら再起は、不可能だ。」

 父は、幼い私にこうも言っていました。「今の話は、理解できなくて良い。覚えてなさい。」「必ず役立つ時が来るから。」そう言ってました。バブルで浮かれていた時でも、そのことは忠実に守っていました。本社の土地と建物を処分して3億円を手に入れました。そのお金で借金を返済したのです。

 時間は掛かりましたが復活出来ました。無一文の浮浪者になる事は、無かったです。嫁には、相当苦労を掛けました。苦しい時でも離婚されなかったのは、ブライドが許さなかったかららしいです。伴侶にも恵まれました。家庭を顧(かえり)みず遊び呆けた人は、消えて行きました。