高齢者にスマートフォンの取扱を教えています。高齢者は、忘れるのが仕事です。何度も同じことを聞きます。子供や孫は、最初は親切でも段々と面倒になって来ます。携帯ショップでも同じです。操作方法を知りたいのに、さっさと設定して追い返されます。
そうお金に成らない人に時間を使いたくないのは、当然です。老人は、情報難民へと追いやられるのです。若い時の記憶は、忘れません。でも、今覚えた事は、直ぐに忘れます。コロナとか不況で給与が下がったり、失業したりと家賃を払うのも大変な人。
スマートフォンは、小学生でも取り扱える代物です。でも、横文字とカタカナばかりで老人には理解出来ません。auは、来年の3月で3Gを廃止します。それと同時にガラケーも強制解約になります。
好き嫌いは、別にしてスマートフォンへの移行は、進むと思います。究極は、ガラケーの形をしたスマートフォンです。インターネットなどしない。電話だけで十分だ。そんな人向けの機種も出ています。高齢者向けの製品です。
今のガラケーが使えない。強制的にガラホに移行すると何が起こるか。同じような機能でも操作が変わります。何故、ガラケーに拘るのか。操作が変わると使えなく成るからです。長年愛用する人ほど、抵抗感があります。
私的には、最後のフロンティアです。教室のように同時に教えて理解出来るとは、思いません。個人レッスンになります。言葉で教えると言うより、操作を何度も繰り返して体得して貰う感覚です。そう、リハビリに似ています。
私の経験では、90歳を越える人でも使えるように成りました。教えるのに根気は必要です。手間も掛かります。だから、お金が頂けるのです。子供(子供と言っても50歳前後ですが)にしても、スマートフォンを使えるようになると安心です。
位置情報を共有することで、何かあっても直ぐに対応出来ます。スマートフォンを教える仕事は、喜ばれます。親子なら喧嘩になっても、他人なら冷静に指導出来ます。情報難民を無くすのにも役立つと思います。
今や、老眼鏡や補聴器や杖と同じぐらいにスマートフォンは、必需品になると思います。誰でも出来るけど、誰もやらない仕事です。