GUIは「コンピュータは難しいもの」という一般常識を覆する力を持っていた。人間の行動や思考傾向、よくする失敗をそこに織り込んで今日のOSに成長した。
間違って削除したファイルも「ゴミ箱を空に」しない限り復元できたし、画面に表示されている文書と全く同じ色、形、大きさの作品が印刷物として得られる仕組み(WYSIWYGと呼ぶそうな)をAppleは実現しDTPの門戸を開いた。プロ向けだけでは無く一般ユーザーに対してである。
ところが昨今、超メジャーワープロソフトでも文章を入力し、体裁を整えていざ印刷してみると画面とは違っている事が頻繁に起こる。明らかに欠陥である。ジョブズの「Bicycle for the Mind」(知の自転車)実現にはまだまだ時間が必要か?
By.yamazaki